矯正のおはなし
【第4回】



悪い歯ならびとは?

今回は悪い歯ならび--不正咬合--の分類について書きます。

まずはじめに、最も多くの場合に見られるのが歯ならびのガタガタです、この状態はよく“乱ぐい”とか“八重歯”とか言われますが、専門的には叢生(そうせい)」といいます。叢生は乳歯の頃の虫歯が原因であったり、歯とあごの骨の大きさのアンバランスが原因であったりします。

次に挙げるのはいわゆる“出っ歯”です。専門的には上顎前突(じょうがくぜんとつ)」といいます。これは上の前歯が下の前歯に比べかなり前方に出ている状態を指します。これには骨格性のものと歯槽性(しそうせい)のものがあります。
骨格性というのは上あご自体がかなり前方に成長している場合やあるいは、下あごの成長が遅れている場合に生じます。この骨格性には遺伝的な原因が含まれている場合が多いです。歯槽性というのは骨格つまり上あご、下あごの成長には問題がなく、単に上の前歯が前に出ている場合をさします。この原因には指しゃぶりや舌をかむ癖、爪をかむ癖などの習慣に関係する場合が多いようです。

続いては、“受け口”です。これは上顎前突と逆で、上の前歯より下の前歯の方が前に出ている状態をさします。専門的には下顎前突(かがくぜんとつ)」といいます。この下顎前突も骨格性のものと歯槽性のものがあり、骨格性のものはやはり遺伝的な要因が強く、歯槽性のものは習慣による要因が強いようです。

最後に挙げるのは、前回にも書きましたが「開咬(かいこう)」です。これは奥歯でかんだ場合に上下の前歯が重ならず、開いた状態をさします。これにも骨格性・歯槽性のものがあり、特に舌をかむ癖に起因している場合が多いです。

このように不正咬合といいましても大きく分けて、「叢生」「上顎前突」「下顎前突」「開咬」の4つにわかれ、特にその中でも骨格性のものは早期に治療する必要があります。皆さんも一度、お子様のかみ合わせの様子をじっくり観察して、もし不審に思ったら、お気軽にご相談下さい。


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