健口は笑顔の入口

【 第4回 】


先日、初めてフレンドに来院されたCちゃん。実はこの日、誰よりも1番ドキドキしていたのは、CちゃんではなくCちゃんのお母さんでした。
Cちゃんはフレンドに来る前にも数件の歯科医院へ行かれていました。でも、お母さんもCちゃんも、どの歯科医院でもなかなか心を開くことができなかったそうです。そして、今回こられたのがフレンドでした。問診時、「虫歯があるんです」とお母さんはおっしゃいました。でも、治療が上手にできるか心配とのことでした。以前に通っていた歯科医院で、恐怖心がついてしまったそうです。その後、システム通りにお母さんは待合室でお待ちいただいて、Cちゃん一人でがんばってもらったのですが、おっしゃっていた通り、恐怖心は多少あるものの、お母さんの予想に反してとても上手にできました!終わってからお母さんにそのことを伝えたところ、とても喜んでいらっしゃいました。少しずつならしながら治療も進めていく旨を説明し、「お願いします」というお返事でした。でも、ゆっくりとお話を聞いていくと、お母さんが希望していたのは“虫歯を治すこと”だけではありませんでした。お母さんの思いは“歯科医院に怖がらずに来れる”や“私が歯で苦労したのでこの子には何も気にすることなく、きれいな歯で最高の笑顔を見せられるようになってほしい”“多少の壁があっても、乗り越えられる子になってほしい”など、虫歯だけではない色々なものだったのです。実際、その日フレンドにいた約1時間という時間の間に、Cちゃんは自分の恐怖心に打ち勝ち、お母さんはたくさんのことを考えられました。お二人ともすごく大きな一歩を踏み出されたのではないでしょうか。フレンドがそういう踏み台になれたのなら、とても嬉しく思います。最後に、「この部屋を出た後、まず最初に何をしますか?」と聞いてみました。お母さんの返事は即答で「たくさん褒めます!」でした。その場にいたスタッフ全員が、本当にハナマルの答えだと感じて、思わず拍手をしてしまいました!人は誰でも褒めてもらうことで、嬉しくなったり、自分の自信につながったりしますよね。きっとこれからも、とてもいい親子関係で、どんどん成長されていくんだろうなぁと、なんとなくほっこりとした微笑ましい気分にさせていただいた出来事でした。

横田 紗代

 


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