歯科衛生士の子育てダイアリー

第1回 『子は親の鏡?』


 私の歯科衛生士としての仕事も今年で丸9年になりました。卒業してから3年間と、4年目から現在までいずれも小児歯科で勤務していました。
学生時代、就職先を決める時に、ただ単にスケーリング(歯石をとること:歯科衛生士の業務の1つです)が嫌いだっただけではなくて、一人一人の子供の成長をお手伝い出来ると言うこともあり、皆が敬遠しているにもかかわらず小児歯科を選びました。(小さい頃は保母さん希望でした)
 この仕事をしていて、たくさんのお母さんや子供達に出会いました。いつもおとなしくて私の質問にも敬語で答えるA子ちゃんは、0歳からフッ素を塗布してきて、5歳になった今でも虫歯ゼロの女の子。もちろん、4ヶ月毎の定期健診にも欠かさず来院されています。
そのお母さんはというと、厳格でいつもきちっとしたイメージがありますが、若くて(多分私よりも年下)とても明るい感じです。それに、問診の時も友達と話すような感覚で答えます。逆に、見た感じすごく真面目で、きっちりしていそうなお母さんなのに、治療もいつも途中で中断になってしまい、痛くならないと来なかったりということもあります。その子供はというと、割りと落ち着いていて、ハキハキと答えたり少しお母さんとイメージが違う場合があります。
 よく『子は親の鏡』といいますが、必ずしもそうでは無いような気もします。私が思うには結構いい加減なお母さんの子供程、しっかりしているのは気のせいでしょうか?これは、親を見て“しっかりしなくちゃ”と思うのでしょうか?
あと、先生の前と、私達スタッフの前とでは態度が全然違うお母さんもいらっしゃいます。先生の前だとすごく愛想がよくて、?あー 良い人だなあ?と思ってもスタッフの前だと無愛想だったり。
 こんな人は、多分昔から男の人には好かれても、女の子からは嫌われるタイプ?と思ったりもします。こんなことを考えながら、仕事が出来るのも小児歯科ならではでしょうか。
 もちろん、あんなお母さんになりたいと思うこともよくあります。
 せめて自分が母親になったときに、幼稚園の先生や、お医者さんには好かれる様にしたいと思います。

末田 由貴子

 


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